午後2の最大のポイントは
問題文にシンクロさせた論述をすること。
設問に対応させた見出しを並べれば
自ずと論文構成は決まるので、
あとはそれに沿って
体験談や架空のストーリーを
話していくように書き続ける。

今回は構成とストーリーが噛み合っているかチェックして、
違和感あれば、改善点をコメントすることにする。


【前回 解いた感想】 

SM-H28-午後2-問2の問題文を読み、
【設問】に対応させる形で【論文構成】を作成、
【論文構成】に
実体験に基づくストーリーのメモ(→)をつけ加えた。

【問題文】
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【設問】
設問ア
 あなたが携わったITサービスの概要と、不備があったプロセスの概要及び不備の内容について、800字以内で述べよ。

設問イ
 設問アで述べたプロセスの不備をどのように調査し、どのような対策を立案したか。工夫した点を含め、800字以上1600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ
 プロセスの不備に関連して行った、事前予防的な活動について、600字以上1200字以内で具体的に述べよ。

【論文構成】
ア. 私が携わったITサービスの概要と不備があったプロセスの概要及び不備の内容
ア-1. 私が携わったITサービスの概要
→私はA社の運用部門のITサービスマネージャ。
A社分散システムの運用統括を行なっている。
ア-2. 不備があったプロセスの概要及び不備の内容
→インシデント管理のプロセスに不備があり、インシデント発生から復旧までに時間がかかりすぎ、ユーザ業務に影響を与える分散システムが複数出た。
A社ではインシデント対応時、開発部門が運用部門に対して、インシデントが発生したシステムにログインするためのID借用申請と、本番ネットワーク接続端末設置ルームへの入室申請を行い、インシデント対応を行うが、それらの申請プロセスに時間がかかり過ぎていた。

イ. プロセスの不備の調査内容と立案した対策及び工夫した点
イ-1. プロセスの不備の調査内容
→(1)申請ツールのパフォーマンスの問題
(2)承認体制の問題。
イ-2. 立案した対策及び工夫した点
→(1)DB構成の見直しによるパフォーマンス改善
(2)仮承認と緊急入室の手続きの追加。
緊急時は運用部門が立会って入室し、事後申請可能した。

ウ. プロセスの不備に関連して行った事前予防的な活動
→承認プロセスと緊急連絡先の開発部門への周知
(日中と夜間では異なる)
センター集約など体制変更時の再周知。


【本文作成アプローチ】
試験本番は手書きとなるため、挿入等の編集はできない。
またストーリーのメモも、上記の分量ほど書く時間はない。
まずは解答用紙に、上記【論文構成】のとおり
ア、イ、ウの最初の見出しを書き、
続けて最低限必要なことを単文で書く。
それだけだと当然、字数が足りないので、
「具体的には〜」と
ディテールを補足することで膨らませる。

ディテールを手を止めずに書くには
元となる実体験を説明するつもりで書くと良い。
上記の構成に合致する、説明し易いストーリーを
しっかりイメージしてから書き出すのがポイントになる。

今回は、緊急コールで夜間出社したにも関わらず、ID借用や入室に手間取ってインシデント対応への着手が遅れた開発部門時代の経験と、その後の運用部門のプロセス改善の記憶を元に、運用部門担当の視点でストーリーをイメージした。


【今回のコメント】

この問題の回答しづらさは、
「プロセスの不備」という、
単体では説明できないものがテーマになっていること。

まずは問題文冒頭の
「インシデント管理のプロセスに不備があってインシデントの対応に時間が掛かった」
「問題管理のプロセスに不備があってインシデントの発生が減らなかった」
に着目。
「インシデント管理のプロセスの不備」か
「問題管理のプロセスの不備」か
どちらか選ぶ必要がある。

次に「プロセスの不備」について論じるため、
「インシデントの対応に時間が掛かった」か
「インシデントの発生が減らなかった」か
どちらかの事例を説明する。

上記の2ステップができないと
「発生したインシデント」を説明するのに字数と時間を割いて、
テーマとはズレた論述をすることになるだろう。

書き始める前に、しっかり問題文と設問を分析し、
問題文と設問にシンクロさせた論文構成を組み立てることが重要だ。


・定量目標と進捗
【情報処理】SM
(読込進捗)前2:-問 後1:6問 後2:3問
(読込目標)前2:551問 後1:15問 後2:13問
(演習進捗)前2:-問 後1:-問 後2:-問
(演習目標)前2:-問 後1:3問 後2:1問
【TOEIC】目標600
(進捗)銀フ:3周 金セ:3周 新特急:1周 公式:0周
(目標)銀フ:9周 金セ:3周 新特急:3周 公式:3周

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